MA-01 オプティマスプライム（映画版）

・オプティマスプライム　ビークルモード
コンボイといえばやはりトラックですよね。そして今回のオプティマスプライムのモチーフとなったトラックは・・・
ケンワース社製のW900というトレーラーです。アメリカンな感じが全体から出ていて、作りもしっかりしており
非常に良い出来です。出来ればトレーラー部も欲しかったですが・・・これは贅沢な悩みと言う事で

・トランスフォーム！
今回のシリーズではオートモーフィングと呼ばれるギミックが存在します。これは変形時に別のの部分の変形も
同時に行われると言うものです。このオプティマスプライムでは最初の変形でいきなり出てきます。
ボンネット部を斜め外側にスライドさせるとライト部も一緒に外側にスライドし、更にボンネット部を９０度回転
させると爪先部が回転して起き上がります。

そして、変形の最後で腰部パーツ（写真赤丸部）を押すと中央のパーツが上に勢い良くスライドします。
それに伴って胸部が左右に分割され頭部が現れます。更に胸部と眼の部分が発光、変形音が鳴り響きます。

・オプティマスプライム　ロボットモード
パーツ配置は上半身はＧ1オプティマスに近い感じですが、車体前部が下半身になるという、歴代のとは
一風変わった変形をします。顔はＧ1オプティマスの線を細かくした印象が感じられますが結構カッコいいです。
上半身の可動範囲は広いですが、下半身に関しては足首のボールジョイントのおかげで接地性は良いものの
通常は後部車輪部が太腿部とジョイントされるので殆ど動きません。ジョイントを外しても４５度が精一杯。
とはいえ、全体としては十分かと思います。

コンボイの手持ち武器であるイオンブラスターはオートモーフが用いられています。右腕内側にあるレバーを
肘部から手首に向けてスライドさせるとレバーと連動して小さい銃身が伸び、更に外側にあるパーツが
反転して右手首に被さって完成します。
また、このイオンブラスター上部にあるスイッチを押すとミサイルが発射されます。

いよいよ展開された映画版トランスフォーマー商品。その大物であるこのオプティマスプライムですが
非常に凝った作りになってます。オートモーフの箇所がもう数箇所あってもよかったような気もしますが、
今回ほど変形による各パーツの移動が面白いと思った事はありません。

変形の面白さという点ではバイナルテックやマスターピースもそれなりに面白いのですが、どこかにストレス感じる部分があったりするんですよね。でも今回のは複雑でいながらもストレスをあまり感じることなく
すんなりと馴染む事が出来ました。
自分はこれしか購入してませんが、改めて「変形によるパーツ移動の面白さ」を味わえたように感じます。
変形以外のギミックや可動についても非常に面白い仕上がりになってると思います。

今回のラインナップも過去の例に漏れずどれも面白そうですが、やはりこれは外す事はできないでしょう。
ただ、あえて問題（？）を挙げるとすれば・・・「オプティマスプライム」は日本では「コンボイ」と呼ばれる
事が殆どなのでこのネーミングに馴染めるかどうかでしょうか・・・自分は・・・無問題ですが（笑）
（平成１９年６月３日up）